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NPO法人 3.11こども文庫 – ごあいさつ

福島の子どもたちは、東日本大震災でたくさんのものを失いました。

傷ついた彼らは、絵本を読むことや絵を描くことが、心の支えになりました。

絵本の中の主人公たちが、どんな困難も想像力で乗り越えるように。 そんな彼らをみていて、現実の世界で窮地に立たされたとき、想像する力=「アート」に人々の心を助ける力があることを実感しました。

また、悲しい経験やたくさんの苦労に耐えることだけでなく、どんなときでも前向きでいられる心が「本当の強さ」だと確信しました。「アート」は子どもたちに強い心を育んでくれると、私は信じています。

「NPO法人3.11こども文庫」は、たくさんの素晴らしいアーティストたちによって支えられています。私たちは、福島の子どもたちと、彼らに寄り添うアーティストたちといっしょに、「アート」の力を世界の子どもたちに伝えてゆくことを目指しています。そして、その輪がどこまでも繋がることを願います。

ぜひ、私たちの活動を知っていただきたく思います。

 NPO法人3.11こども文庫 理事長

蟹江杏

蟹江杏

   

「NPO法人3.11こども文庫」とは・・・

版画家 蟹江杏(かにえ・あんず)が、「東日本大震災で傷ついた子どもたちに絵本と画材を送ろう」と知人・友人へ10通のメールを送ったことから「NPO法人3.11こども文庫」は始まりました。

国内外から集まった児童書は約15,000冊となり、これは福島県相馬市に届けられました。また、届けた画材で子どもたちが描いた絵は、約300点になりました。

これらの活動は、絵本の文庫の設立や、全国各地での子どもの絵の展覧会、アートワークショップ、講演会など、「アートによる復興支援」として、展開・発展しています。

 桑の実が見る夢

<福島県伊達市大石小学校「桑の実が見る夢」公演>photo:山下裕之

主な活動

◇「ふくしまの子どもたちが描く あのとき、きょう、みらい。」出版(徳間書店)

◇全国・海外約60ヶ所にて「3.11ふくしまそうまの子どものえがくたいせつな絵」展 開催

◇文部科学省 復興教育支援事業の一環として、アートワークショップのコーディネートを行う

◇2012年9月 3.11こども文庫「にじ」設立、2013年6月 3.11こども文庫「みず」設立

◇東京都 新宿区、練馬区、日野市 福島県 相馬市など公共団体からの依頼により、アートイベントをプロデュース

◇福島県伊達市大石小学校とともにアートパフォーマンス「桑の実が見る夢」を公演

◇国内外のアーティストと子どもたちをアートで繋ぐ「アンサーアート」の実施