2019年3月16日 - 3月11日の、あのね。#8
雪の日、相馬の子ども達と今年もお絵描きしてきました。2011年のあの時、こども達はそれぞれ、故郷の未来を描きました。一緒に避難所で絵を描いた子ども達の中には成人した子もいます。2019年の今、同じテーマ・同じ問いかけで、3歳から中学生の子ども達が街の未来を想像して描きました。彼らの率直な作品から見えてくる「福島の今」を皆さまに感じて頂きたいと思い、今展では当時の作品と、今の作品を並べて展示したいと思います。
震災は終わったのでしょうか。この子達の手のひらの中に確実にやってくる「未来」を思うと、胸の奥がチクチクと切なさと罪悪感にも似た火が灯るのは私だけなのでしょうか。
どうか沢山の人に来て頂きたいと願っています。是非ご来場くださいませ。
最後に子ども達と一緒に絵を描いたり、歌ったり、遊んだりしてくれた愛すべきアーティスト達と、活動を支えてくださっている全ての皆様に感謝を伝えたいと思います。
日程 | 3月11日の、あのね。#8 2019年3月10日(日)~3月20日(水) 11:00~19:00 (最終日は16:00まで)※会期中無休・入場無料 |
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会場 | 全労済ホール/スペース・ゼロ B1ギャラリー |
展示 | 『2011年・震災直後』に福島・相馬にて「未来の福島」を力強く描いた子どもたちの作品、250点の中から約40点を厳選して展示します。
『2019年2月』に福島・相馬にて’11年と同じ「未来の福島」をテーマに、今の子どもたちが描いた作品約20点を展示します。
〔被災地支援グッズ販売〕 |
イベント | 自身の著書の中にも相馬で出会った子が登場するなど、被災地の子どもたちとの親交を深める小説家の松原秀行氏。 氏と子どもたちの交流をパネルにて展示するほか、トークショーとワークショップを開催します。 松原秀行氏が、子どもたちに読んでもらいたい本を紹介します。 著書「パスワード」シリーズ(講談社 青い鳥文庫)を基にした、楽しい謎解きワークショップ。 ◆応募方法◆ ※小学生以下のご参加の場合は保護者同伴の上、お越しください。 |
企画団体紹介 | NPO法人3.11こども文庫とは・・・ 版画家 蟹江杏(かにえ・あんず)が、「東日本大震災で傷ついた子どもたちに絵本と画材を送ろう」と友人、知人へ10通のメールを送ったことから「NPO法人3.11こども文庫」は始まりました。国内外から集まった児童書は約15,000冊となり、これは福島県相馬市に届けられました。また、集まった画材で子どもたちが描いた絵は、約1,000点にのぼります。「NPO法人3.11こども文庫」の活動は、全国各地での子どもの絵の展覧会、アート・ワークショップ、講演会など“アートによる復興支援”として、現在も広がっています。 http://www.311bunko.com/ |
主催/共催/後援/協力 | 〈主 催〉 NPO法人3.11こども文庫 〈共 催〉 全労済ホール/スペース・ゼロ、新宿クリエイターズ・フェスタ実行委員会 〈後 援〉 新宿区、徳間書店、株式会社Too、アスラン書房、ティー・エフ・シー東京フロリネット株式会社多摩生花地方卸売市場、相馬市立中村第二小学校の避難所児童と三年生/2011年当時(担任教師、佐藤みゆき、安積崇、西山弥生、浜須直文)、相馬市立磯部小学校の避難児童 〈協力アーティスト〉 松原秀行(随筆家・小説家)、蟹江 杏(版画家) 〈協 力〉 福島LOVE会、Jiyucolor自由色、自由の森学園、絵本や画材を寄付していただいた全国・世界の方々、ボランティアで活動に参加していただいた方々 〈宣伝美術〉 貞弘和憲 |
お問い合わせ | NPO法人3.11こども文庫 TEL:080-3164-7561 (担当:岡本)全労済ホール/スペース・ゼロ TEL:03-3375-8741 (平日10:00~17:00) |